転職

転職時の面接対策 質疑応答集(仕事への取り組み方編)

こんにちは、シキです。

社会人になってそこそこの年月が経ちました。

気づいてみれば会社も3社目。2回の転職活動を経験しています。

まずは今の仕事で自信をもって語れるような実績を作るのが大事ですが、それでもその実績を分かりやすく伝えられるようにすることも必要です。

ではどんな観点で面接対策をしておけばいいのか?と考えたとき、想定質疑応答集を作るのが1つの準備になると思っています。

ということで、私が使った想定質疑応答集と、どんな観点で話すとよいかまとめてみました。

準備すべき項目は、大きく分けると以下の6つです。
○自分自身について
○転職理由
○仕事に対する取り組み方
○志望企業への興味・関心
○他社・市場への興味・関心
○労働条件・選考状況

Excelも付けておくので、参考にしていただけると幸いです。

今回は、「仕事に対する取り組み方」「志望企業への興味・関心」「他社・市場への興味・関心」「労働条件・選考状況」について書いていきます。

「自分自身について」と「転職理由」については、以下のURLで書いてます。

転職時の面接対策 質疑応答集(自分編)

仕事に対する取り組み方

まずは仕事に対する取り組み方です。自分の現職の実績や仕事の仕方を伝えることで、面接官に入社後の働く姿を想像させるのが目的です。

禁忌とされながらやりがちなのは、とりあえず実績を並べること。

○○億受注、社内表彰、○○プロジェクト完遂などなど。

実績だけで面接官の興味をひけるのは日本一になったとか、世界レベルで何かを成し遂げた成果くらいですし、結局それだけでは評価されません。

そして、多くの人はそんな経験はないと思います。私もありません。

ということで、自分がどうやってその実績を出したのか、その「How did you do?」の部分をきちんとわかりやすく伝えなければなりません。

分かりやすく伝える=息遣いが分かるレベルで想像できるように伝える、です。

では考えてみましょう。

(仕事上で)あなたが一番苦労したことを教えてください
これまでどのような困難に突き当たり、どのように対処してきたのか

定番の質問です。取り上げる話題はぶっちゃけなんでもいいのですが、ポイントは「自分がどう考えて、どう動いたのか」です。

事象→自分がどう動いたのか→そこから学んだことの順で書くと、まとめやすいと思います。

類似の質問で、「一番大きな失敗は何ですか?」もありますが、同じ話題で話せるはずです。

例:
大規模なデータセンター移設プロジェクトでお客様から当初のスコープ外の作業を押し付けられた時です。NWについての設計・構築は他ベンダーの分担だったのですが、設計の前段階である現状調査をスコープ外ながらやってあげてしまったためにお客様はその後の設計・構築作業を当然かのように押し付けてきました。お断りしたところ、顧客キーマンの心証がとてつもなく悪くなり、その他の作業進捗にも影響が出ました。
そこで私は対お客様、および対社内の調整に奔走しました。お客様に対してはRFP、提案書、契約書をもとにスコープについて改めてお客様に説明し、ご了解いただきました。対社内としてはNW機器の設計・構築ができるエンジニアのアサインに努めました。社内で対応できる人材がいなかったため、グループ各社をあたり、なんとかSEをアサインしました。
スコープ外の作業を実施するにあたり、最初の時点でスコープ外であることをきちんと説明できていなかったために起きた事態だったと反省しています。ご要望にお応えするのは大切な一方、プロジェクトの対応範囲、役割分担を意識して対応すべきだと学びました。

仕事上で工夫していることはありますか?

仕事上で工夫してやれることは、「スピードを上げること」「質を上げること」の2つだと思います。

自分の仕事の仕方を振り返り、スピードもしくは質を上げるためにやっていることを説明しましょう。

「仕事に対するこだわり・モットーは何ですか?」などの類似の質問も、これで乗り切れるはずです。

例:
とにかくスピードを上げることです。早い段階で依頼者とゴールイメージを共有し、作業に取りかかります。ゴールイメージを早めに共有することで依頼者は安心でき、また手戻りも防ぐことができます。また、納期までに余裕を持たせることで品質を上げることに力を注ぐことができると考えています。

今の会社ではどんな仕事をしていますか?

自己紹介でも話す内容です。

実際に従事している業務+意識していることをサラッと答えられるようにしましょう。

例:
食品スーパーの基幹システムリプレースプロジェクトのPMOやSPA小売業のSCMシステムリプレースプロジェクトで海外との要件定義を担当しています。英語・日本語問わずシステムのユーザに近い場所で意見を聞き、1クリックレベルでこだわったシステムの設計をしています。

どんな瞬間・どんな場面で仕事へのやりがいや喜びを感じますか?

お客様からの「ありがとう」です!と言いたくなるところですが、もう1歩だけ踏み込みたいです。

自分が何かをしたことに対する、相手の反応がやりがいにつながっていると思います。

その相手は人だったりシステムだったり色々なパターンがあると思いますが。

例:
自分が立てた仮説をもとに相手に提供したものをみて「まさにこれがほしかった」「イメージとぴったり」といった言葉をいただいたときです。

仕事上の実績をお教えください

実績を直で聞かれることはあまりないと思いますが、自分の取り組み方含めてしっかり話せるストーリーを2~3は用意した方がいいです。

一番心に残っている・苦労した仕事の話から、「ほかに心に残っている・苦労した仕事のご経験はありますか?」と聞かれることがあるからです。

例:
○○社に在籍時は、総額4.2億円の大規模データセンター移設商談を受注したことと、1年半に及ぶそのプロジェクトを営業ながらプロジェクトマネジメントに携わり、完遂したことです。
△△社在籍時は、食品スーパーの基幹システムリプレースについて、RFP作成からベンダー選定、本番稼働に至るまでのPMOを完遂したことと、SPA小売業のサプライチェーン全体を理解したうえで、海外との要件定義を完遂したことです。

志望企業への興味・関心

その会社への志望度を伝える質疑応答です。

あれがやりたい!これがやりたい!だから御社!ではNGです。

やりたいこともその会社に入りたい理由も自分の経験を結び付けて話さなければ、リーズナブルになりません。

意志を示すのは大事ですが、論理的に納得してもらう方が大事&簡単です。

当社を選んだ理由を教えてください

自分の経験と志望している企業の特性を紐づけて、納得できる理由にしていきます。

上にも書いたように、大事なのは面接官の納得感であり、憧れだけでは面接官の納得感は得られません。

志望している企業の特性を自分なりの観点で評価したうえで、自分の経験と結びつけていきましょう。

ここがしっかり準備できれば、「当社と同じような企業は多くありますが、その中でなぜ当社なのでしょうか?」のような質問が来ても、サラッと答えられるはずです。


SPA小売業でかつサプライチェーンの最先端を行く貴社だからこそ、私の経験を活かしつつ、自分自身を伸ばし、会社に貢献できると思ったためです。
SPAの業態は生産~輸入~物流~店舗と業務が多岐にわたるため、ステークホルダーがとても多くなり、そのステークホルダー同士をつなぐ部分でまだまだ多くの課題があります。
また、私は前職でSPA小売のSCMシステムの業務構築・要件定義をしてきた経験があるので、貴社になかった観点を持ち込める可能性がありますし、貴社の先進的なサプライチェーンマネジメントと組み合わせることで、目の前にある課題を解消し、より効率的なサプライチェーンを構築していけると考えています。

入社したらどんな仕事がしたいですか

志望動機で語ったことを具体化します。

例:
SCM関連システムのリプレースを検討されているようでしたら、その業務構築や海外展開に携わりたいと考えています。また、その他SCMに関わる部分で新たな取り組みがあればぜひチャレンジしたいです。

当社に共感するポイントとその理由/当社のサービスについてどう思いますか?

その会社に関する記事・社長の言葉・会社の沿革がヒントになると思います。

これらに目を通し、共感できるポイントを見つけていきましょう。

「共感」はあくまで感覚ですが、「なぜ共感したのか?」がここでも大事になります。

共感した理由は自分の経験の中にあるはずなので、しっかり言語化しておきましょう。

例:
貴社社長の記事にあった、「売上の数字を追うのをやめた」という部分に目が行きました。前職のクライアントで実際にあったことですが、売上を第一義的な目的にすると、ノルマに追われた店長がポケットマネーで買ってしまう…など、数字を見繕うところに頭が割かれ、本来あるべきところに考えが向かないといった弊害が出てきます。
サプライチェーンを見直してコストを下げる、販売方法を見直して売上を上げる、などの本質的な課題解決にリソースを割いていらっしゃる部分に共感しました。

この業界の今後についてどうお考えですか?

同じ業界や、類似業界の取り組みを見て、今後の展望を自分なりに考えます。

小売であれば、コンビニ・スーパー・百貨店各社の取り組みに目を配ります。

私はユニクロやGU、AmazonのRFIDによる無人レジやコンビニのセルフレジ、Amazonの無人ストアの例を見て以下のような例を考えました。


ストアフロントは、無人化が進むと考えています。一方、その中での業務改善策の検討、そのシステム化検討といった企画部分については今後しばらく人間の創造性が必要な部分であると考えています。早期にそういったスキルを身につけ、これからの時代を生き抜かなければならないと考えています。

この仕事でもっとも重要な資質は何だと思いますか?

自分が就く予定の業務で必要な資質を説明します。

正解はないし、どんな仕事でも「ある問題に対して高速で多面的に考え、解決策を導けること。」というのが必要です。

自分自身で思いつかなければ、↑に各業務の特性を踏まえて理由付けすればそれっぽい回答になると思います。

これまでの経験やスキルを当社でどう活かすことができると思いますか?

自分の経験で培った力を言語化+志望企業で就く予定の業務を結びつけて話せばOKです。

例:
営業として培った顧客との信頼関係構築スキル、コンサル・エンジニアとして培ったスケジュールやコストマネジメントといったプロジェクトマネジメントの力とユーザが使いやすいシステムを考える力は、貴社での業務構築・システム設計に必ず役に立つと考えています。

他社・市場への興味・関心

社会人の基礎的知識を求められているだけです。面接に行くのであれば、その会社が属する業界は当然調べておくべきですし、社会人として普段から色んな情報にアンテナをはっておくべきです。

自分は以下のような方法でアンテナをはっています。これだけでもそこそこの情報は収集できます。
・Google Alertで自分が興味のある単語の入った記事を毎朝配信してもらう
https://www.google.co.jp/alerts
・ビジネス関連のニュースを飛ばしてくれる人をTwitterでフォローする

競合他社をリストアップしてください

同じ業界の競合を上げることはもちろん、他の業界との境目がなくなりつつあるご時世なので、そこも指摘できるといいのでは。


食品スーパーだったら、ドラッグストアの生鮮販売も競合になり得る
コンビニや食品スーパーは、Amazonが競合になり得る

最近仕事以外で気になることや関心のあるニュースはありますか?

「仕事以外で」と言いつつ、仕事や業界に関することを話した方がいいです。

そこまで具体的にしなくてもいいかも。


人工知能に関するニュースです。今後、いくつかの職業はAIに代替されていくと思います。人工知能にできない自分の出せる価値は何か、考えて仕事に取り組んでいます。

労働条件・選考状況

面接では、労働条件の受け入れ可否や他社の選考状況を聞かれます。

基本的には正直ベースで答えればOKですが、受けている業界が多岐にわたる場合は、言わない方がいいこともあります。受けている理由がリーズナブルであれば言ってもいいですが、なかなかそんなことはないのでは・・・

希望の給与額はどれくらいですか?

基本的には年収アップを狙って転職することが多いと思いますので、現在の年収より高い金額を言うことになると思います。

ただ、採用側の企業にはなぜ年収アップした状態で採用しなければならないのか?をロジカルに説明する必要があります。

私は昇進を理由にして説明しました。

例:
来年昇進する予定で、給与が5万円/月、賞与が20万円/回上がる予定です。合計すると+100万円アップの予定なので、これ以上の金額を提示いただける企業に入社したいと考えています。

残業や休日出勤が生じることがありますが対応できますか?

面接の場では「はい、できます」というしかないと思います。

残業や緊急事態で休日出勤するのはどの仕事でも起こり得ることですからね。

入社後その事態に直面したときにどうやり抜くかは入社後に考えればいいと思います。

ということで、回答は「はい、できます」で。

採用されたらいつ入社できますか?

内定後、いつ入社できるか…という話です。

多くの人は現職に在籍したまま転職活動をしていると思いますので、「内定後2か月」と伝えるのがいいのではないでしょうか。

あまりに短期間だと引継ぎもろくにしないで辞めていく責任感のない人だと思われかねないので。

応募している会社名をご教示いただけますか?

基本的には正直に答えればOKです。

が、いろいろな事情で関係ない業界を受けている場合は言わない方がいいと思います。面接先企業との結びつきを話すのが面倒なので。

また、選考状況も併せて伝える場合が多いです。私は他社は1歩先に進んでいるように回答します。

面接先企業が1次面接なら「2次面接まで進んでます」みたいな。

正直に答えてもいい気はしますが、面接官が「他の企業が評価しているか?」という観点で見るかもしれませんし、最後の年収交渉で役に立ったりします。

さいごに

2回にわたって面接の質疑応答集について書いてきました。

若干長くなってしまったので、自分で表を作っているときに困ったら見返す感じで使っていただけたらと思います。

↓が件のExcelです。
面接質疑応答集_v0.1

ではまた。

ABOUT ME
shiki0405
5年間務めた社員4,000人の大企業→社員80人のベンチャーへ転職。職種はIT営業→ITコンサル。仕事を効率的に進めるためのExcel・PPT術、人とのかかわり方を発信します。 子どもが最近生まれたので、妻との夫婦関係や子育てで思うことも併せて。